ボルソナロ大統領は15日、ブラジリアのパラノア湖で、自身の運転するジェットスキーを先頭に街宣行動「ランシャシアッタ」を行った。大統領はその直前まで「軍部に選挙を管轄させろ」と選挙高裁に強く迫っていたことなどおくびにも出さず、「非民主主義やAI5(軍政令第5条)支持などは断じてあってはならない」と言い切った。そういう主張をした支持者がデモも参加していた上、彼に出した恩赦で物議を醸したのだが。昨年9月の独立記念日の頃にも大統領は反最高裁デモに参加した直後に態度を翻している。こうした行動や豹変ぶりは支持者たちには一体どう映るのだろうか。
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14日に行われたサッカーの全国選手権のインテルナシオナル対コリンチャンス戦で、コリンチャンスのラファエル・ラモスがインテルのエデニウソンに対して黒人差別発言を行い、試合会場となったポルト・アレグレの警察に現行犯逮捕された。ラモスは今年からコリンチャンスに加入したばかりのポルトガル人選手。欧州の試合では試合中の黒人選手への差別的ヤジが目立つが、南米からただす時が来たか。
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サッカーのリベルタドーレス杯はグループリーグ5節目。今日17日の見どころは、コリンチャンスの敵地ブエノスアイレスでのボカ・ジュニオルズ戦。現在E組首位のコリンチャンスは勝つと決勝トーナメント進出が近づく。イタケラでの同カードはボカ・ファンの人種差別行為で問題になった因縁もある。