25日、セルジッペ州で38歳の男性が連邦道路警察(PRF)によって車のトランクに閉じ込められ、ガスで窒息死する事件が起きた。ジェニヴァウド・デ・ジェスス・サントスさんは同日午後、同州南部のウムバウーバで複数のPRFに職務質問されたが、抵抗したため、力づくでパトカーのトランクに入れられた。この警察車両はその時、白い煙に覆われており、PRFがおとなしくさせるための策を採ったと説明したが、警察署に着いた時には意識がなく、病院に運ばれた。病院側によるとサントスさんは窒息死だったという。遺族らが市警に届けを出したため、同件は連邦警察が捜査を行うことになった。警察による暴力沙汰はリオ市ヴィラ・クルゼイロの事件でも報じられたばかりだが、一体どうなっているのか。
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サンパウロ州イトゥのギリェルメ・ガゾーラ市長(自由党・PL)は25日、大統領選でシロ・ゴメス氏を支持すると発表した。PLはボルソナロ大統領の所属政党だが、同市長はシロ氏と25年来の友人だという。PLサンパウロ州地区はボルソナロ氏に従わない市長や州議が多く、サンパウロ州知事選でもボルソナロ氏の推すタルシジオ・デ・フレイタス氏でなく、ロドリゴ・ガルシア現知事を推す人続出とか。大統領には少々不穏な情勢か。
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25日のサッカーのリベルタドーレス杯。フォルタレーザはチリの名門コロコロとの激戦を4―3で制し、グループリーグF組の2位が決まり、決勝トーナメント進出を果たした。同チームには創立104年にして初の快挙。普段、サッカーの話題の少ない北東部にとっても、これは明るい話題だ。