世界中の岐阜県人会を一つに繋ぐ「岐阜県人会インターナショナル」(GKI、長屋充良会長)がブラジル時間5月14日21時、「GKI第4回オンライン定例会」を開催した。
同会には、ブラジルを始め米国、ベトナム、台湾、カンボジア、フィリピン、タイなど世界中から71人が参加した。GKIは5月23日で創立1周年を迎え、特別ゲストにアナウンサーで方言研究者の神田卓朗(かんだ・たくお)氏が講演を行った。
開会挨拶に立った長屋会長は「皆様に支えられ、GKIは創立1周年を迎えます。今後も皆で岐阜の知識、知見を広めていきましょう」と呼びかけた。
神田卓朗氏は、岐阜放送で31年にわたってアナウンサーを務める傍ら、岐阜弁を中心とした方言の研究活動を行い、現在は方言研究者としても活動している。2019年には岐阜弁について解説した
『岐阜弁まるけ』を出版した。放送局退職後は、岐阜女子大学文学部教養言語センター助教授や東海学院大学教授を務めた。
講演で神田氏は、関東や関西、中部地方の生活文化の違いを紹介。岐阜弁の特徴や、高齢者と若者でどのように言葉遣いが変化しているかなどを歴史的背景の解説を交えながら紹介した。
講演後、質疑応答と感想の時間が設けられ、参加者らは岐阜弁の響きを懐かしみながら、歓談した。
その他、ジャカルタ岐阜県人会の澤田貴久彦(きくひこ)氏によるインドネシア生活に関する講演が行われた。