ブラジル観光公社(Embratur)が5月30日、1~4月に観光ビザでブラジルに来た人は96万2千人で、2021年の年間入国者の59万6700人を60%上回ったと発表したと同日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
この数字は、連邦警察による国際交通システム(STI)のデータに基づいている。1~4月の数字は昨年同期比では685%増にあたる。これは、昨年同期はまだ世界各国との間の旅行が制限されていたせいだ。
観光客の増加は、4月の国際航空便は2983便で、昨年同月を191・21%上回った事などからもうかがわれる。航空便の本数が最も増えたのは欧州向けで、昨年4月の219便に対し、921便を数えた。利用座席数は7万1704が28万410に増えている。
ただし、国際便の数はパンデミック前の2019年の51%程度に止まっている。
英国のコンサルタント会社グローバル・データが先週発表した研究結果によると、ブラジルやラテンアメリカの国際便の運行本数がパンデミック前の水準に戻るのは2024年になると見られている。
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