知的障がい者の生活支援活動を行う日系福祉団体「希望の家福祉協会」が6月4~5日、「第18回フェスタ・ジュニーナ」をサンパウロ州イタクアケセトゥーバ市の同協会本部(Trav. Hideharu Yamazaki, s/nº da Estrada do Tronco)にて行う。イベント案内のため5月27日、下本ジルセ会長、上原テーリオ副会長、原田清アントニオ理事が編集部を訪れた。
希望の家施設には現在、78人の入居者(平均年齢57歳)がおり、約100人のスタッフが勤務している。希望の家では、コロナ過の2年間、対面式のイベントを行ってこなかった。同団体のフェスタ・ジュニーナは例年1日のみの開催だったが、今年は初めて2日間開催する。会場では衣類、液体石鹼、デオドラントスプレーや介護おむつなどの衛生用品の寄付を受け付けている。
入場料は事前購入者50レアル、当日購入者60レ。7歳以下の子供は無料。会場ではビュッフェ形式で食事が振舞われ、4日にはフェイジョアーダが、5日にはシュラスコが提供される。日本食や伯国料理、菓子類、花の販売も行われる。
ステージでは、ビンゴゲームや歌手のルシアーナ・メーロさんや大人気音楽オーディション番組『THE VOICE KIDS』出場者のギレルメ・エイジさんのショーなどが予定されている。
下本会長は「希望の家にとってフェスタ・ジュニーナはただのイベントではなく、来場者の方に希望の家の活動を知ってもらう重要な機会でもあります。改修されたばかりの施設の様子などもぜひ見て頂きたい」と語った。
上原副会長は「私自身も希望の家特製菓子のソーニョとポップコーンを食べるのが待ち遠しい。ぜひ皆様にも食べてもらいたい」と来場を呼び掛けた。
入場券の事前購入は、サンパウロ市ビラマリアーナ区の同協会事務局(Rua Domingos de Morais,1722)などから可能。詳細問い合わせは希望の家(ワッツアップ:11・5549・2695)まで。