《ブラジル》サル痘擬似症が7件に=サンパウロ州の症例増える

サル痘のウイルス(CYNTHIA S. GOLDSMITH)

 【既報関連】保健省が6日、現在観察中のサル痘(ヴァリオラ・ドス・マカコス)の擬似症患者は7人になったと発表したと同日付現地サイトが報じた。
 最も新しい擬似症患者の報告例は、6日にサンパウロ州保健局が報告した患者の例だ。これにより、観察中の擬似症患者がいる州はサンタカタリーナ、セアラー、マット・グロッソ・ド・スル、リオ・グランデ・ド・スル、サンパウロ(各1人)とロンドニア(2人)となった。
 同省によると、擬似症患者達は全員、隔離状態に置かれ、快方に向かっているという。擬似症患者に関する報告が出た場合は、感染の有無を確認するための検体採取などが行われる。ブラジルではまだ、サル痘と確認された患者は出ていない。
 サンパウロ市市役所によると、同市で発生した擬似症患者は26歳の女性で入院治療を受けている。同市保健局によると、この患者と接触のあった家族や知人なども観察下に置かれているという。

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