国際協力機構(JICA)は、日系社会海外協力隊及び日系社会青年海外協力隊の2022年春募集を行っている。締め切りは今月30日まで。
ブラジル内の派遣先は全部で29件。各地の文化協会、日本語学校をはじめ、ブラジル日本語センター、ブラジル日本棋院、ブラジル太鼓協会、サンパウロ人文科学研究所、バストス柔道協会、ブラジル相撲連盟のほか、本紙を発刊しているブラジル日報協会も派遣先となっている。
派遣先となるブラジル日系団体の派遣要請内容を幾つか紹介すると、ブラジルの日本語教育支援の中心機関であるブラジル日本語センターは、各地の日本語学校が生徒を獲得するために必要なマーケティング活動や、学校紹介動画やウェブサイトなどを活用した広報活動を指導、支援できる隊員を要請している。
ブラジル内有数の柔道場を所有するバストス柔道協会は、門下生の子ども達への指導や柔道の教育的意義の普及が出来る隊員の要請を行っている。
ブラジル日本移民をテーマに調査研究活動を行っているサンパウロ人文科学研究所は、資料の発掘及び収集を進めながら史料価値の評価、適切な保存、アーカイブ化、デジタル化などの活動支援を行う隊員を要請した。
ブラジル唯一の邦字新聞を発行するブラジル日報協会では、ウェブ紙面の閲覧者数増加に繋がるSEO対策(検索エンジン最適化)を中心としたウェブマーケティングを行う隊員を要請している。
ブラジルへの隊員派遣詳細はJICAサイト(https://www.jocv-info.jica.go.jp/jv/index.php?m=List&cID=309&n=y&period=2022%7C%E6%98%A5&page=1)から確認できる。