再選を目指すボルソナロ大統領の選挙キャンペーンで、長男のフラヴィオ氏と次男のカルロス氏がせめぎあっている。フラヴィオ氏は上議ということもあり、連邦政府内や連邦議会内のセントロン勢力をまとめ、カルロス氏はネット関係をまとめているが、カルロス氏が2018年にとった、政敵をネット上で叩く戦法が「政権側になった現在の立場ではもはや通用しない」としてセントロンが煙たがっているという。他方、大統領はカルロス氏をかばい、引き続き選挙のコーディネーター役としている。大統領は18年に成功した猜疑心や敵対心を高める戦法を継続させたいようだが果たして。
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14日朝、大サンパウロ都市圏ABC地区サンカエタノ・ド・スルの工場で爆発・火災が起きた。現場はマジョール・カルロス・デルプレッテ街にある化学製品の工場で、この火災で5人が負傷。4人は軽傷だが、火傷を負った1人はヘリコプターで病院に運ばれた。他の4人も病院で手当てを受けた。消防車10台が消火にあたり、9時30分ごろには鎮火した。火災の原因などは、現在調査中だ。
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13日に行われたサッカーW杯の大陸間プレーオフで、ペルーはオーストラリアに敗れて、W杯行きを逃した。試合は0―0のまま決着がつかず、白熱したPK戦の末、4―5でペルーが敗れた。これにより今大会は、南米からはブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドルの4国だけが参加する、寂しい大会となる。