群馬県大泉=ブラジル移民の日行事を初開催=テーマは「ネクスト30」

会場となるブラジリアン・プラザとその関係者、後列左端がREIさん、2人目が橋本さん
会場となるブラジリアン・プラザとその関係者、後列左端がREIさん、2人目が橋本さん

 日系ブラジル人を中心に、人口の19%を外国人が占めることで有名な群馬県邑楽郡大泉町のブラジリアン・プラザで、18日午前10時から初めてのブラジル日本移民の日を記念したイベントが開催される。主催は一般社団法人・日本海外協会(代表理事=林隆春、愛知県一宮市に事務所)。6月18日はブラジルに渡った日本人移民の日だが、さらにそこから日本に渡った在日ブラジル人の原点でもある。

 当日は、コロナ禍が起きるまで17年間毎年4カ月間の南米公演を重ねてきた歌手の中平マリコさん(東京在住)が、自分が見てきた日本移民や日系人についてオンラインで話をする。
 そのほか、社会学者のアンジェロ・イシ武蔵大学教授、JICA海外移住資料館関係者らも話をする予定。
 さらに、同協会が運営する、国籍や宗教問わず日本定住の外国人が納骨できる国際共同供養墓(東京都八王子市)に納められている8柱(はしら)の遺骨への献花も行われる予定。
 日本人ミュージシャンREI CAPOEIRAPさんのショーも30分ほど行われる予定。REIさんは大泉町観光協会が毎月主催するイベント「活きな世界のグルメ横丁」にも積極的に参加している。
 在日ブラジル人定住30周年を振り変えると同時に、次の30年を見通すという意味で、同協会は今回のイベントのテーマを「ネクスト30」としている。当日は、テーマに関するメッセージを寄せ書きしてもらい、プラザ内に展示する予定。
 コーディネーターの橋本秀吉さんは、「ぜひみんなでブラジル日本移民の日を祝いましょう」と呼びかけている。問い合わせは橋本さん(電話:090・3068・1285)まで。正午には終了。会場住所は大泉町西小泉4丁目11−22。

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