国家電力庁(Aneel)が21日、火力発電利用時に徴収する電気代の追徴料金の値上げを認めたと同日付現地サイトが報じた。
現在は水力発電所のダム貯水量が十分なため、追徴料金0の「緑旗」が適用されているが、少雨、干ばつが起きた時や乾季は経費が高い火力発電所の稼動が必要となる。この場合、黄旗、赤旗1、赤旗2のいずれかで追徴料金が課される。
新追徴料金は、黄旗がメガワット時(MWh)あたり18・74レアルが29・89レアルに59・5%値上がり。赤旗1は39・71レアルが65レアルに63・7%、赤旗2も94・92レアルが97・95レアルに3・2%調整される。昨年は紫旗も特設されたが、今回は黄旗と赤旗1、赤旗2のみの調整となった。
全国電力システム運営機構(ONS)によると、現在は水力発電所のダムの水位が回復し、水力発電所だけで十分な電力を供給できるため、12月末までは追徴料金がかからない緑旗が続く予定だ。