ブラジルのニュースでは22日、大統領夫妻と親密な関係で有名なミウトン・リベイロ前教育相が逮捕された話題一色となった。
大統領選挙まで約100日というタイミングもあり、ネット上では、ボルソナロ大統領に対する風刺的な冗談画像(ミーム)が大量に出回った。
国民が注目したのは大統領がかつてリベイロ氏を擁護して言った言葉「奴のためなら火に顔だって入れる(火中の栗を拾う)」だ。
それを皮肉って、顔を包帯でぐるぐる巻きにされたボルソナロ氏や、漫画風に描かれた大統領に炎をあしらったものなどが出回った。
支持率調査で3位につけている大統領候補のシロ・ゴメス氏は、ボルソナロ氏の頭に火のついた動画を拡散している。
ブラジル人はユーモアのセンスで定評があるが、ボルソナロ政権以降、風刺センスに磨きがかかったか。
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