「日本からの郵便物は届くようになったのですか?」との問い合わせを頻繁に受ける。現在、ブラジルから日本へはほぼ普通に送れるようになっている。だが「日本から届いた」という話はごく稀にしか聞かない。
そこで日本の郵便局のサイトを調べると《国際郵便物の差出可否早見表(2022年6月20日現在)》(https://www.post.japanpost.jp/int/information/overview.html)があった。
さっそくブラジルの項目を見ると、恐ろしいことに「小包郵便物の船便扱い」以外は、すべて×になっていた。例えば本などを「小包郵便物の船便扱い」にすれば今でも届く。だが、それ以外は全滅だ。
ちなみにお隣のアルゼンチンは、航空便扱いなら問題なく届くので、伯国よりだいぶ良い。ペルーは船便扱いなら届く。パラグアイ、ボリビア、ウルグアイ、チリ、エクアドル、ベネズエラは全項目×か、取り扱いナシ。
戦争中のウクライナは、アルゼンチンと同じ状態で航空扱いなら届く…。一番郵便物が多そうな米国も万全な状態ではない。
戦争中の国やお隣には航空扱いの郵便物が届くのに、なぜブラジルや南米の国々には来ないのか。
この6月からブラジルから日本に訪問する場合は、成田国際空港でのPCR検査は免除、隔離期間なし、即、公共交通機関にも乗れる状態になった。そろそろ郵便も本格復旧してほしいところだ。(深)