パラナ州アサイ市のアサイ市文化連合会(嶋田のりお会長)は21日、国際協力機構(JICA)の補助金を受けて行った同会館のアクセシビリティスロープ設置工事落成式を同会館にて行った。
アクセシビリティスロープ設置は車椅子を使用する高齢者や障害者の会館入場を容易にするために行われた。連合会によれば工事費用は約10万レアルかかったという。
落成式にはJICAブラジル事務所江口雅之所長、小岸カイロ同市副市長夫妻、レニ・デ・オリベイラ市議会議長、市議会議員、連合会関係者らが出席。挨拶に立った建設委員長の中川武宜(なかがわたけのり)前連合会長は、協力者への感謝の言葉を述べるとともに、今後はコロナ禍により活動停止を余儀なくされていた日系人団体が新たな活気を得、日本人の手で開拓されたアサイ市は日本政府とより親密な関係を築いていって欲しいと述べた。
その後、来賓挨拶が行われ、連合会から江口所長と補助金申請業務の中心を担った渡辺マリア節子さんへ感謝状が贈られた。江口所長にはアサイ市市議会から市への貢献者に対して行われる「COMENDA OURO BRANCO」表彰が行われた。