6月29日、米国のテレビ局FOXニュース局のキャスター、タッカー・カールソン氏がボルソナロ大統領を大統領官邸まで訪れた。
カールソン氏は米国では保守派政治コメンテーターとして知られており、2016年からはFOXニュースの政治トーク番組『タッカー・カールソン・トゥナイト』でキャスターを務めている。
彼は最近ではアメリカの国家主義と右派ポピュリズムに同調的と見られており、女性や同性愛者への差別や人種差別発言を行い、陰謀論も拡散する人物として有名。
この日も、先住民のかぶりものをしてボルソナロ大統領を訪れて、意気投合した姿を投稿するなど、まるで法定アマゾンの問題を挑発するような行為が問題視された。
さらに、両者の写った公開写真の背後には、黒人のF1王者ルイス・ハミルトンへの昨年の人種差別発言で、先日物議を醸したばかりのネルソン・ピケの人形が飾ってあったのは偶然か。
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