1日、国連の安全保障理事会において、ブラジルが議長国となった。任期は1カ月となる。1日付現地サイトが報じている。
議長国は五つの常任理事国(米国、イギリス、フランス、ロシア、中国)を含む15の構成国が1カ月ずつ、持ち回りで担当する。議長国の順番はアルファベット順で決められており、この7月はブラジルのロナウド・コスタ・フィーリョ国連大使が議長を務める。
ブラジルは2022年、11年ぶり11度目の非常任理事国に返り咲いた。現在は2月にはじまったウクライナ危機の余波が政治や経済に国際的な影響をもたらしている上、ウクライナがロシアを常任理事国から外すように求めたばかりという、難しい状況下での議長国担当となる。
非常任理事国の任期は2年間で、ブラジルはこの任期中、23年10月にも議長国を務めることになっている。