サンパウロ市にとって長年の問題だった麻薬常用者の巣窟「クラコランジア」が、再び問題となりつつある。1日未明には、同市セントロのカンポス・エリーゼオスで男性1人がリンチ被害にあう事態が発生した。現場となったリオ・ブランコ大通りのジェネラル・オゾーリオ街とドス・グスモンエス街の間はクラコランジアの新巣窟として知られていた。住民たちによると、麻薬常用者たちは5月11日に警察が行った、プリンセス・イザベル広場での常用者の取り締まり以降、殺気立っているという。常用者の巣窟は周辺地域に拡散する傾向にあるが、この先、市はどうするか?
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大統領長男のフラヴィオ上議は6月30日、「父が大統領選に敗れるようなことがあれば、支持者の暴力的な怒りを止めることは不可能だ」と発言。威嚇的な発言として問題視された。こういう発言を行ってしまうと、大統領の主張する「軍に投票を監視させろ」との要求もそれが本当に公正さを求めるものなのか、疑わしくなるのでは。それ以前にもっと接戦にならなければ、支持者の怒りも理不尽になるのでは。
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2日のサッカーの全国選手権。首位パルメイラスは本拠地アリアンツ・パルケで、3位のアトレチコ・パラナエンセを迎えての一戦を行う。パルメイラスを勝ち点差3で追うコリンチャンスは、マラカナンでフルミネンセと戦う。まだ前半戦ではあるが、コリンチャンスとしてはパルメイラスの独走を止めたいところ。