《サンパウロ市》本の国際ビエンナーレ=4年の空白経て対面開催

 2日から、サンパウロ市のエクスポ・センテル・ノルテで第26回本の国際ビエンナーレが開催されている。
 2日付G1サイトによると、新型コロナのパンデミックのために2018年8月に開かれて以来となった対面式の展示即売会は天候に恵まれた事もあって盛況で、初日の2日は60万枚の予想を大幅に上回る100万枚の入場券を販売。3日付アジェンシア・ブラジルによると、3日も入場までに2時間を要した人達が出たという。
 今回のビエンナーレには182の出展者が参加。著者と間近に接する事もできるイベントだけに、買ったばかりの本にサインを求める人や親子連れで楽しむ人達も多い。
 会場外、会場内共に人混みで溢れる中、初めてビエンナーレに来たという17歳のマテウス・エンリケ・サントス氏は、映画を観た事がある著者の本や友人が勧めてくれた本などを購入。著者と直接言葉を交わせた事などにご満悦で、既に購入した本を見せた上で、「誕生日が近いから姉さんが少し助けてくれるはず」と言って、再び人混みの中に紛れ込んで行ったという。
 また、子供向けの漫画「トゥルマ・ダ・モニカ」などで知られるマウリシオ・デ・ソウザ氏の講演会会場の前は、昔からのファンという人や子供連れなどで人垣ができた。
 開催期間は10日までで、月~金曜日は9時~22時、土、日は10~22時の開催となる。入場料は30レアルで、学生などは半額となる。また、教師や作家、出版関係者、12歳未満の子供、60歳以上の人、Sescの登録証を持っている人は無料となる。Sescの会員は登録証と写真入りの身分証明書の提示が必要で、無料で入場できるのは1人1回に限られる。

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