2日からサンパウロ市北部のエキスポ・センターで2年に一度の本の国際見本市「ビエンナーレ・ド・リヴロ」が開催されている。これはブラジル出版界には大きな行事で、500を超える出版社が参加している。2020年はパンデミックのせいで開催が見送られたせいもあり、開幕と同時に待ちかねた読書ファンがつめかけ、会場は大入りとなった。奇しくもこの数日前、ボルソナロ大統領は「ルーラ氏が大統領に当選したら射撃クラブが図書館にされる」と語ったが、「それが望まれているのでは」と皮肉る報道も見られる盛況ぶりだ。ビエンナーレは10日まで開催される。
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週末のサッカーの全国選手権。事実上の2軍メンバーで臨んだコリンチャンスは、2日にフルミネンセに0―4という屈辱の大敗を喫した。だが、翌3日に首位パルメイラスもアトレチコ・パラナエンセに0―2で敗れたので勝ち点差は変わらず、3点のままで一安心。コリンチャンスが1軍を温存したのは今日5日、敵地ブエノスアイレスでリベルタドーレス杯のボカ・ジュニオルズ戦があるから。先週のイタケラでの本拠地戦は0―0の引き分け。勝てば準々決勝となるが、はたして?
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ブラジルが暦の上の冬に入ってから2週間が経つが、サンパウロ州最大の水瓶のカンタレイラ水系の水位が40%を割り込み、「警戒水域」に突入。しかもタイミングの悪いことに、9月までの3カ月弱は1年間で最も降水量が見込めない時期でもある。この冬で水が尽きることはないだろうが、雨の戻る10月までは持ちこたえてほしいところだ。