アマゾン地域でのフィッシング(釣り)・ガイド、コーディネーター業、熱帯魚や薬草の日本への輸出業などに携わってきたグランデ小川さん(本名・小川芳男(よしお))が去る6月21日、パラー州アルタミラ市内の救急病院で亡くなった。行年69歳。東京都出身。原因は不明だが、心臓発作とみられる。
小学生時代から釣り好きだった小川さんは、「大物を釣りたい」との思いで1970年代後半にアマゾン行きを決意し、日本企業駐在員としてアマゾナス州マナウス市に移住。その後、「アマゾンっぽい仕事」をやりたいとの思いを叶えるべく、釣り三昧の傍ら、アマゾン特有の昆虫、熱帯魚、薬草等を日本に輸出する事業やワニの養殖など数々の事業を手がけてきた。
また、フィッシング・ガイドとして熱帯魚の新種を100種類以上発見し、日本の釣り雑誌やブラジルの日本語雑誌『BUMBA!』で執筆を担当したりもした。
小川さんはアルタミラ市内では一人で住んでいたと見られ、亡くなった際にはブラジル人の家主が小川さんの住居で見つけた連絡先を頼りに、サンパウロ市在住の知人に連絡があったという。
四十九日ミサなど詳細は不明。