ミナス・ジェライス州でルーラ元大統領が行った応援演説の際、ドローンを使って群衆に殺虫剤をまくという妨害行為を行った犯人が2日に再逮捕されていたことがわかった。5日付現地紙、サイトが報じている。
6月15日、ルーラ氏がミナス・ジェライス州ウベルランジアで、同州知事候補の前ベロ・オリゾンテ市長、アレッシャンドレ・カリル氏と連立を組むことを発表し、応援演説を行った際、上空にドローンが飛び、殺虫剤をまいた。殺虫剤はルーラ氏にはかからなかったものの、これを浴びた群衆には異臭を感じるなどの被害があった。
このときは同日中に3人の容疑者が逮捕されたが、その中のひとりで牧畜農家のロドリゴ・ルイス・パレイラ容疑者(38)が2日に再逮捕された。
今回の逮捕の理由はドローンではなく、銃の不法所持によるものだった。同容疑者の自宅では1日に銃不法所持の嫌疑に関する家宅捜査が行われたが、容疑者はその際にも証拠隠滅などを図ろうとしたため、逮捕が命じられた。
パレイラ容疑者は過去にも、ミナス州で詐欺罪、ゴイアス州で強盗の前科があることが判明している。