コメディアンのレオ・リンスが4日、問題発言のため、契約先のSBT局から解雇された。それは、彼が水頭症を患っている子供をからかった動画が出回ったためだ。SBT局は障害を持つ子供たち支援のためのテレソン(長時間チャリティ特別番組)を放送しているのに、リンスは、「水頭症の子供はセアラー州では役に立つ。あそこは干ばつで水がないからね」と発言。ネット上で大問題となった。これに関しては、「表現の自由」を主張して反論する人もいるが、病気をからかうことはその対象とはなり得ないのが一般的常識。SBTがチャリティを主催するなら、なおさらか。
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かつてのF1王者ネルソン・ピケが、人種差別発言で複数の人権団体から訴えられている。現在のF1王者ルイス・ハミルトン(イギリス)に関して、ピケが昨年「ネギーニョ」という黒人の蔑称を使って批判した動画が先週拡散され、問題となっていた。連邦直轄区地裁に出された訴状で、ピケは1万レアルの賠償金を求められている。ピケとハミルトンは共に、国際的にも名が知れた選手だったため、差別発言も国際的に報じられている。
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サッカーのリベルタドーレス杯。パルメイラスは今日6日、アリアンツ・パルケでセーロ・ポルテーニョ(パラグアイ)を迎えての一戦。先週の同カードを3―0で制した後の本拠地戦だから、手堅く勝って準々決勝進出と行きたいところ。そろそろベスト8が確定しはじめる頃だ。