人気女性歌手ジュリエッテが、政治団体のブラジル自由運動(MBL)から、大統領選でルーラ元大統領を支持したとして、選挙法違反で訴えられた。訴えを起こしたのは同団体の下議候補のサンパウロ市市会議員のルビーニョ・ヌーネス氏とサンパウロ州議候補のグト・ザカリアス氏で、ジュリエッテがペルナンブッコ州で行ったコンサートでルーラ氏支持を行ったことを問題としている。もっとも、芸能界は圧倒的に左派支持だし、ペルナンブッコ州はルーラ氏の郷里で、かねてから支持率も圧倒的なのだが。彼女に限らず、他のコンサートでも同様のケースが多いが、選挙法違反か、表現の自由か。
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6日のサッカーのリベルタドーレス杯。昨年優勝のパルメイラスはセーロ・ポルテーニョ(パラグアイ)を5―0、準優勝だったフラメンゴはペドロの4得点などでデポルテス・トリマ(コロンビア)を7―1と、いずれも本拠地戦で相手を粉砕。強さを見せつけた。これでこの日までにブラジル勢はこの両チームと、アトレチコ・パラナエンセにアトレチコ・ミネイロ、コリンチャンスの5チームが準々決勝に進んだ。
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ブラジルの名物サッカー解説者カーザグランデが25年も専属契約をしていたグローボ局を辞めた。選手としても1986年W杯に出場しており、1998年から6大会で解説を担当したが、今年のW杯直前の辞任劇となった。一説では、局側がカーザグランデの左派的な政治発言の連続を嫌って解雇されたともいわれている。