創立40周年記念を祝う=ブラジルゲートボール連合

挨拶をする萩尾会長(中央)
挨拶をする萩尾会長(中央)

 ブラジルゲートボール連合(UCGB)は1日、連合創立40周年記念式典を聖市リベルダーデ区の客家会館(Hakka Eventos)で行った。翌2~3日には聖市ジャバクァラ区の本藤利ゲートボールスタジアムで40周年記念「第7回国際芽室・ブラジルゲートボール親善大会」を開催した。

 記念式典は琉球國祭り太鼓の演奏で開幕。挨拶に立った萩尾勝巳ジュリオUCGB会長は協力者や歴代会長らに謝辞を述べ、「コロナ禍の2年を経て、40年周記念大会を開催できることを嬉しく思います」と語った。
 来賓挨拶に立った菊池暁子在聖総領事館副領事は「ゲートボールは次世代への貴重な遺産」と述べ、日伯間のスポーツ及び文化交流におけるゲートボールの重要性を語った。
 世界ゲートボール連合(WGU)の今川啓一理事長からのビデオメッセージが披露され、今川理事長は「今後ともUCGBとの友好関係を維持し、強化していきたい」と語った。
 2020年に亡くなった本藤利UCGB元会長へ記念表彰プレートが贈られ、娘のクリスティーナさんと孫のラファエルさんが受け取った。ラファエルさんは「おじいさんのブラジルでの長年にわたるゲートボール普及活動が認められてとても嬉しいです」と述べた。
 UCGBの書記を20年間務める花城アンドレアさんやアルゼンチン代表チームにも表彰プレートが贈られた。

乾杯をする出席者ら
乾杯をする出席者ら

 お祝いのケーキカットが行われ、誕生日を祝う歌を斉唱した。角ジョルジUCGB副会長が乾杯の音頭を取り歓談の時間へと移った。会場では日本食が振舞われ、歌手の伊藤カレンさんと琉球國祭り太鼓によるショーが披露された。
 パラナ州から式典に参加した「ファミリア・クルゼイロ・ド・スール」チームの田崎トシミさん(62歳)は創立40年周を祝うとともに「ゲートボールはただの競技ではなく、交流の場でもあります。友人らと再会できることを嬉しく思います」と大会開催の喜びを語った。

大会各カテゴリー結果

 第7回国際芽室・ブラジルゲートボール親善大会には、聖州やパラナ州など全伯各地のチームの他、アルゼンチンから3チームが参加し、計119チームが出場した。
 試合結果は、ダイアモンド組(72歳以上)ではSAGA Eチームが優勝、BIRIGUIチームが準優勝、SAGA AとMATILDE Bチームが3位となった。
 続いて金組(56歳から71歳)ではNIPPONチームが優勝、JALESチーム準優勝、3位がARGENTINA BとSAGA Dチーム。
 銀組(年齢制限無し)ではNIPPON Aチームが優勝、NIPPON Bが準優勝、GOIANIAとCARAGUATATUBAチームが3位となった。

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