特集=日本の郷土文化を体験!=第23回日本祭り=3年ぶりの本格開催=ブラジル日本都道府県人会連合会

日本祭りイメージ画像
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 ブラジル日本都道府県人会(県連)は15~17日の3日間、「第23回日本祭り」をサンパウロ市ジャバクアラ区のイベント施設「サンパウロ・エキスポ・エキシビション&コンバージョン・センター」で開催する。県連の日本祭りは日本文化イベントとして世界最大規模を誇る。県人会の郷土料理や日系芸能団体による和太鼓や舞踊、各種展示やワークショップで日本文化を体験することが出来る。

充実の日本文化体験

裏千家による茶道実演(2019年)

 「日本文化の広場」では、生け花や茶道、書道、押し花、漫画などの日本文化体験が可能。「高齢者の広場」ではリズム体操や将棋の体験が行え、ダンスや催眠術ショーなども行われる。
 日本政府も出展し、在聖総領事館は日本文化展示『DŌ(道)―徳の極みへ』を行う。国際協力機構(JICA)はSABESP(サンパウロ州基礎衛生公社)との講演、農林水産省による料理関連活動の紹介。日本貿易振興機構(JETRO)は日本米と和牛の紹介。国際交流基金はオリジナルVR映像の上演。留学支援団体「Study in Japan」は日本留学の紹介を行う。
 「子供の広場」では陶器作成や、キャンプ道具の紹介、ナプキン作成、親子で参加できる箸の豆移し、ポケモンやハローキティの塗り絵が準備されている。ハローキティやコスプレイヤーが子供の場を訪れる予定。
 会場では太鼓パレードや盆踊りなどの参加型演芸も予定されている。盆踊りは16日(土)のみみとなっているので注意。

日系大手企業も出展参加

 会場中央の日本大通りには、食品会社サクラ、キッコーマン、ヒノモトなどのブースが並ぶ。ホンダや日産、ヤマハなどの自動車メーカー、パナソニックや久光製薬など大手日本企業も勢ぞろいだ。

見逃せないポップカルチャー

 会場のメイン入り口がらまっすぐ歩き、日本大通りの向こう側に見えるのが「秋葉スペース」。漫画販売を行うZIONやCOMIX、拡張現実(AR)競技ゲームのHADO、ポップ文化情報を取り扱うニュースサイト「Geek here」などがブースを構えている。注目は、30人以上ものデジタルインフルエンサーと直接会話したり、同祭をデジタルツールで生中継することができる「FJ TAON」エリアだ。

41県人会が郷土食を提供

食事広場の様子(2019年)

 中央広場には、41県人会が出展し、様々な郷土料理を販売する。だまこ鍋(秋田県)、越前おろしそば(福井県)、豚骨ラーメン(福岡県)、鶏ちゃん丼(岐阜県)、広島お好み焼き(広島県)、三陸わかめうどん(岩手県)、讃岐うどん(香川県)、鶏飯(鹿児島県)、家系ラーメン(神奈川県)、蒸し鯛、かつおのたたき(高知県)、からし蓮根(熊本県)、チキン南蛮(宮崎県)、とり天、だんご汁(大分県)、まつりずし(岡山県)、沖縄そば(沖縄県)、大山おこわ(鳥取県)芋煮(山形県)、瓦そば(山口県)などだ。
 デザート系では、りんごスイーツとりんごジュース(青森県)、ういろ(愛知県)、秋田県産日本酒(秋田県)、千鳥饅頭(福岡県)、抹茶系スイーツ(静岡県)、かしゃ餅、かるかん饅頭(鹿児島県)、大分かぼすを使ったココナッツプリンとかぼすブリガデイロ(大分県)、きびだんご(岡山県)、サーターアンダーギー(沖縄県)、泡盛コーヒー(長野県)、いちご大福、いちごミルク(三重県)などが予定されている。
 福祉団体「こどものその」「希望の家」「憩いの園」「援協PIPA」や、「さくらイペー」「Institutoガビ」なども出展し、焼きそばやてんぷらなどを販売する。
 当日はコロナ感染予防のため、屋外の食事会場も設けられている。

日本祭り郷土食広場の各県人会・団体のブース

中央舞台で大盛り上がり

 中央広場の後ろのメインステージでは、3日間にわたってイベントが予定されている。
 初日金曜日(15日)午後1時半には、日本から来伯出演のレイ・カポエイラップMC TOMOHIKOが音楽ショーを披露。レイさんは伯国音楽の「ファンキ」に日本文化を合わせた楽曲を作成するミュージシャン。当日は新曲も披露する予定。
 人気ユーチューバーによる公開対談や、アニメ、ゲーム音楽を演奏するオーケストラググループの演奏、お笑い芸人のショーなども予定されている。
 伝統芸能「鳥取しゃんしゃん傘踊り」や「龍踊り」、民謡、様々な武道の演武も実施され、コスプレ大会やミス日系ブラジルも行われる。

お得な前売り券14日まで無料バス、駐車場も

 入場券は事前購入がお得。15日(金)入場券は事前購入価格20レアル。16、17日入場券は事前購入価格25レだ。3日分購入の場合は特別価格で一人60レ。大人3人と5人分のファミリーコンボもあり、大人3人で金曜日50レ、土日各日60レ、大人5人で金80レ、土日各日100レとなっている。
 8歳までの子供と60歳以上の女性、65歳以上の男性は入場料無料。私立、公立学校の学生と教師は半額。
 事前購入は開催前日の14日まで、県連サイト(https://www.guicheweb.com.br/23-festival-do-japao_16854)もしくは聖市の各売り場にて可能。売り場詳細については県連(電話:11 3277 6108/11 3277 8569)まで。
 会場にはメトロ・ジャバクァラ駅から無料バスが午前8時から午後20時まで出る。徒歩で向かう場合は、駅周辺から会場までボランティアが行き方の案内をしているので安心だ。会場には駐車場も準備されており、使用料金は一日60レとなっている。

ガイドブック↓
https://www.yumpu.com/pt/document/read/67074401/guia-gastronomico-festival-do-japao-nippon-ja

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