《サンパウロ市》道のカーニバルは中止?!=スポンサーがつかず断念

道のカーニバル中止と報じる7日付G1サイトの記事の一部

 【既報関連】サンパウロ市役所が7日、16~17日に開催を予定していた道のカーニバル「エスケンタ・デ・カルナバル」を中止する事を決めたと同日付G1サイトなどが報じた。
 リカルド・ヌネス市長によると、7日に行われた道のカーニバルのためのスポンサーを募る入札は、6月24日に行われた入札同様に応札者がおらず、民間企業からの支援が得られない事が確定したために中止を決めたという。
 同市長は、民間からのスポンサーがつかない上、議員割当金を使ってでも道のカーニバルを開催しようという動きもないと説明。来年度のカーニバルの準備に入る時期も半年後に迫っているため、公的資金を投じて道のカーニバルを開催する可能性はない事も明らかにした。
 道のカーニバルへの参加を考えていたブロッコの代表者達は声明を発表し、「市役所は我々とも集会を重ねて来たし、文化局は民間からの投資が得られなかった時は市役所が開催費用を負担すると説明してきたのに、あっけなく手のひらを返した」と批判。しかも、市役所の決定はメディアを通して知ったとして「市役所はいつも、自分達をつんぼ桟敷に置いている」とも強調した。
 今回の道のカーニバルに参加を希望していたブロッコは296に上り、市役所の対応に対する不満の声は後々まで続きそうだ。

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