ボルソナロ大統領が14日、ウクライナ危機について「解決策があるからゼレンスキー大統領に教えたい」と発言した。ウクライナ側から会談の申し入れがあり、近日中に実行される見込みだという。14日付現地メディアが一斉に報じている。
ボルソナロ大統領いわく、現在のウクライナ危機は1982年に起きたマルヴィナス戦争と同じだから、「あのときのアルゼンチンとイギリスがどうやって解決したかを見習えばいい。我々は嘆くが、真実は痛みを伴う。だが飲み込まなきゃならないこともある」と思わせぶりに語った。
加えて「プーチン大統領と話したことはすべて実行された。彼は言ったことはやる」と称賛した。
これ対して2月のウクライナ侵攻の直後からブラジル大統領はゼレンスキー氏のことを「コメディアンが大統領をやっている」と批判していたのは記憶に新しい。
ボルソナロ氏が提案するのはいったいどんな解決策なのか。これで和平が実現すれば、世界が称賛するだろう。そして大統領選に向けた人気回復の逆転打になるか。
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