第65回全伯日本語教師研修会開講式=北米、中国からも参加者

研修会に参加した各地の日本語教師と来賓
研修会に参加した各地の日本語教師と来賓

 ブラジル日本語センター(矢野敬崇理事長)主催の第65回全伯日本語教師研修会が、14日~16日の3日間にわたってサンパウロ市ビラ・マリアーナ区の同センターで開催された。開講式が14日午前9時から行われ、対面(19人)とオンラインのハイブリッド形式で計74人が参加した。
 開講式には来賓として、在サンパウロ総領事館の菊池暁子副領事(オンライン参加)、JICAブラジル事務所の片岡龍之介所員、県連の市川利雄会長、国際交流基金サンパウロ日本文化センターの大上晃史所長補佐が出席した。
 矢野理事長は開講式あいさつで、同研修会が1958年から開始され、今回はブラジルをはじめ、南米や北米、中国等の遠隔地からもオンライン参加者がいることを説明。また、自らの体験として青年時代は嫌いだった日本語を学んできたことで、現在は仕事面でも世界レベルで活動できているとし、日本語学習で「人間力」を付けることが大切だと強調した。
 来賓の菊池副領事は、コロナ禍の困難の中でハイブリッド形式によって遠隔地在住者も研修会に参加できるようになったことを喜び、学習者の集中力の維持など、「様々な解決策を模索できる良い機会」と述べた。
 JICAの片岡所員、県連の市川会長、基金の大上所長補佐がそれぞれ激励の言葉を述べた後、参加者全員で記念撮影をして、開講式は終了。引き続き、藤本かおる氏(武蔵野大学グローバル学部日本語コミュニケーション学科准教授)の講演を皮切りに各種研修会プログラムが実施された。

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