今年5月に創立16周年を迎えたブラジル健康体操協会(川添敏江会長)は6日、サンパウロ日伯援護協会(援協)、希望の家福祉協会、救済会憩の園、こどものそのの日系福祉4団体に計3万レアル(各7500レ)の寄贈を行った。
同日午前11時からサンパウロ市リベルダーデ区の援協ビル4階で行われた寄贈式には、健康体操協会の川添会長、小林文枝、今野米子(こんの・よねこ)両副会長、中村アリセ会計理事をはじめ、洲崎順援協副会長、下本明美ヂルセ希望の家理事長、本田イズム憩の園会長、小田セルジオこどものその理事長らが出席した。
川添会長は、同協会の活動目的が高齢者の健康維持・向上や福祉活動への参加であるとし、「日系社会を築いてこられた多くの人たちと、健康であることへの感謝の気持ちを形にしたのが今回の寄贈です」と説明した。
同会長によると現在、健康体操協会の会員数は約1100人。今回の寄贈はサンパウロ市をはじめ、サルバドールやロンドリーナ等の遠方地からも含めた会員約850人から募ったとし、「私たちの気持ちを受け取っていただき、少しでも会の活動に役立ててほしい」との思いを伝えた。
その後、川添会長から4団体代表に寄付金の寄贈が行われ、各代表が感謝の言葉を述べた。
コロナ禍での自粛を経て、今年3月から対面活動を少しずつ再開している健康体操協会では、6月下旬のコロニア芸能祭のほか、今月2、3両日に開催された「第37回こどものそのフェスティバル」が日系福祉団体への本格的な活動参加になったという。