海外日系人協会=日本留学奨学金受給希望者を募集=日系スカラーシップ夢の実現事業

19年春の留学生達
19年春の留学生達

 公益財団法人・海外日系人協会(平井伸治会長)は、中南米在住の日系人子弟を対象にした日本留学支援プログラム「日本財団・日系スカラーシップ夢の実現プロジェクト」の参加希望者募集を行っている。締め切りは7月31日まで。
 同プログラムは、日本と居住国間の理解促進や地域社会の発展に貢献するための具体的な計画や夢を持つ若い日系人を支援するための奨学金事業。計画実現のために日本留学の機会を最長で5年与える。留学渡航のための往復航空運賃や、修学のための受験料・入学金・授業料・教材費等学校に支払う経費実費、生活費(月13万円)や住居費実費(上限月5万円)通学定期代、医療保険(共済)費等、集合研修会費、学会参加費等が給付される。
 募集人数は5名程度。申込の資格要件は次の通り。(1)日系人であること(国籍、学歴、訪日経験は不問)(2)年齢:原則として18~35歳まで(3)海外日系団体の推薦を得た者(4)専門的な技術を身につけ、帰国後、居住国・地域社会で活躍する夢を持つ者(5)留学経験を活かして、両国の架け橋となる希望を持つ者(6)留学生の自主的な活動、社会貢献活動に主体的に参加できる者。
 日本の留学先での講義や日常生活に支障がない程度の日本語能力が求められる(本人の希望により、日本語研修を6カ月~1年間受講可能)。
 留学先機関は不問であるが、本人が入学交渉を行うこと。日本語学校は同協会が指定する。大学や大学院などの留学機関が決まっている場合は内諾書の提出が必要。申込み時点で内諾がない場合、希望の留学機関を研修計画案に記載すること。いずれの場合も2023年3月末までに本人が入学許可書(入学予定証明書)の取り付けが必要。
 留学機関が決まっていない場合、留学機関への入学の準備を行い、本人の責任において希望する留学機関と入学交渉を行うか、入学試験などに合格し、留学機関を2023年3月末までに決定する必要がある。
 選考は書類による1次審査(9月上旬)と、面接による2次審査(9月下旬~10月上旬)が行われる。最終合否決定は10月末の予定。1次2次ともに文書で結果を通知する。
 同事業への応募や詳細は同事業サイト(https://nikkeischolarship.org/jp/oubo012)から行うことができる。

 

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