水曜日(20)のブラジルの株価指数は、アメリカの株価指数よりも若干悪い結果となった。Ibovespaは、0.04%上昇し、98,286ポイントで安定に近い終値となった。ブラジル証券取引所の主要株価指数は緑色を維持したが、米国の一部のベンチマークほどには上昇しなかった。ニューヨークでは、ダウ平均が0.16%、S&P500が0.59%、ナスダックが1.58%、それぞれ上昇した。
「この水曜日は、経済シナリオに関連するニュースや株式市場を刺激するデータの発表があまりなかった。市場が見ているのは、アメリカ企業のバランスシートだ」とみる専門家もいる。
昨夜、ネットフリックス(NFLX34)はコンセンサスを上回る決算を発表し、投資家に好感され、ナスダックの株価は7.36%上昇しました。ドルは世界的に強さを取り戻した。アメリカの通貨の強さを他の通貨に対して測るDXYは、0.35%上昇し107.06ポイントとなった。レアルとの関係では、ドルは買い5.46レアル、売り5.461レアルと0.74%上昇した。
投資家が今後のニュースを注視しているため、ドルは上昇するとみられる。来週は米国の金利決定があり、一部の取締役はFFを最大1%ポイント引き上げると話している。この中で、欧州中央銀行は11年ぶりに利上げを行うはずだとの見通しだ。
ブラジルの通貨も部分的に下落している。輸出面では、ロシアとウクライナが輸出封鎖を解消する合意に近づいているのではないかとの報道があり、農産物(ブラジルの貿易収支にとって重要)の価値を脅かし、選挙制度を巡る論争が騒がれているからだ。
ドルの上昇にもかかわらず、ブラジルのイールドカーブはレギュラーセッション終了時に全体として下落した。2023年1月満期のDIは6ベーシスポイント減の13.86%、2025年同月満期のものは19ポイント減の13.32%であった。2027年および2029年のDIの利回りは、それぞれ13ポイント、10ポイント低下し、13.27%、13.39%となった。
DIが後退したのは、7月のIGP-Mの2回目の速報値が発表され、0.52%となり、月初の速報値の0.55%から低下したことも要因の一つだ。
また、コモディティが若干下落したことも寄与した。ブレント原油1バレルは0.34%減の106.98米ドル、中国の大連港では1トンの鉱石が0.37%減の98.51米ドルとなった。
昨日ペトロブラスがガソリンの価格を4.06レアルから3.86レアルに0.20レアル引き下げると発表した。最近の原油価格の下落を考えると、この動きによって燃料価格は国際平価に近づき、IPCAは0.17%ポイント引き下げられるかもしれないと見られている。
Ibovespaでは、コモディティ関連企業が最大の下落率を記録した。ヴァーレ(VALE3)の普通株式は、鉱石の減少に加えて、また、その営業予測の開示を反映して、2.16%下落した。スザノ(SUZB3)の普通株式は2.07%下落した。
しかし、WEG (WEGE3) は、第2四半期のバランスシートを発表した後、普通株を3.60%下げ、Ibovespaのマイナス面のハイライトとなった。
プラス面では、成長企業や小売企業が金利低下を受けて浮上した。ロカウェブ(LWSA3)、ヴィア(VIIA3)、マガジンルイザ(MGLU3)の普通株はそれぞれ15.54%、12.99%、10.04%上昇した。