大統領選まで2カ月強となり、候補公認や出馬宣言が続いているが、キャンペーン中に候補者の登場を告げる短いテーマ曲「ジングル」の発表も続き、注目されている。音楽的傾向も様々で、ボルソナロ氏は保守層にかねてから強い人気のカントリー・ミュージックのセルタネージャ、農村地帯の南マット・グロッソ州拠点のシモーネ・テベテ氏は近年大人気のセルタネージャの女性版「フェミネージャ」、セアラー州拠点のシロ・ゴメス氏はパゴッジ(サンバの一種)、そしてルーラ氏は北東部発で最近の若者に人気のダンス音楽「ピザジーニャ」。選挙はブラジル宇音楽の多様性を楽しめる場でもある。
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24日のボルソナロ氏の大統領選出馬表明では、アルトゥール・リラ下院議長だけでなく、ロマーリオ上議(自由党・PL)もヤジを浴びた。同氏は94年サッカーW杯優勝の立役者で、ボルソナロ派の現職知事クラウジオ・カストロ氏と組み、リオ州から上議選に出馬する。政治家キャリアのはじまりが左派寄りだったため、ボルソナロ派の人々が望むような極右寄りの人物像でないことが嫌われてしまったか。
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25日でサッカー全国選手権の前半にあたる19節までが終了。現時点1位はパルメイラス、勝ち点差4で2位コリンチャンス、3位フルミネンセ、4位アトレチコ・ミネイロ、5位アトレチコ・パラナエンセ、6位フラメンゴと続く。序盤不調のフラメンゴの猛追など気になるが、後半戦はいかに。