沖縄県人会ヴィラ・カロン支部と日本のNPO法人「ABCジャパン」による無料オンライン初心者向け日本語講座「Made in Japan」が21日に開始された。同講座は受講者数が満員になるまで申し込み可能で、現在も申し込みを受け付けている。
受講条件は2つあり、①年齢が14歳以上35歳未満であること②入学用テストの50%以上に正解すること。授業はオンライン会議アプリ「Meet」上でブラジル時間毎週木曜日、午後7時から午後9時に行われる。最終授業日は12月1日。
同講座では、日本語能力試験(JLPT)のN5レベル用の授業を通じて、日本文化や職業上のマナーを学ぶ。受講は無料だが、授業で使用する教材『みんなの日本語初級Ⅰ―翻訳・文法解説―ポルトガル語版―第2版』は各自負担となっている。
教師は国際協力機構(JICA)ボランティアとしてマットグロッソ州クイアバ市の日本語学校で3年間勤務した横江美智子氏が担当する。
修了証書は、所定の成績を収め、出席率が80%以上、今年12月に実施される日本語能力試験を受験する人に授与される。
同講座は、JICAの「草の根技術協力事業」の一環として実施されている。講座内容は、今年5月から6月にかけて、サンパウロ市の日系企業やヴィラ・カロン地区の住民を対象に実施したアンケート調査のデータを分析し、ABCジャパンが現地のニーズに合わせて開発した。
申し込みは(https://forms.gle/sFsvN6YXGD59gGno9)から、詳細問い合わせはABCジャパン(Eメール:kusanone@abcjapan.org)まで。