サンパウロ市リベルダーデ区トマス・ゴンザガ街で日本料理店「甚六」を経営していた兵藤陽子さん(1世)が、27日14時頃サンパウロ市アクリマソン区のクルース・アズール病院(cruz azul)で癌の悪化により亡くなった。行年59歳。
兵藤さんは、夫の故・直己さんと共に1997年に甚六を開店。通常の日本食レストランは寿司・刺身を中心としたメニューだが、それを出さない独特のこだわりがあり、戦後移住者や日本人駐在員などから高い人気があった。
兵藤さんは癌を患っており、治療を行なっていたが1週間前に容態が悪化し亡くなった。
葬式は28日に既に行われた。初七日や四十九日法要の予定はまだ決まっていない。
現在店は休業状態。今後営業再開するかはまだ決まっていない。