ブラジルでは「切手の日」にあたる1日、9月7日の独立200周年を記念する切手が発行されたと同日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
「ブラジル独立200周年」「1822―2022」「Brasil2022」と書かれた1センターボ切手には、ドン・ペドロ一世がサンパウロ市のイピランガの丘で独立を宣言した時の剣の絵が描かれている。
記念切手の発行は独立200周年を記念するイベントの一つ。郵便局の場合、9月7日の独立記念日には、ブラジリア南部の商業地区にある郵便局本部だけでなく、全国にある郵便局でも、独立200周年のキャンペーンの飾り付けが行われる。配達・集荷用の車も記念のシールで飾り付けられる事になっているという。
1日には南大西洋空中横断100周年を記念し、2・35レアルの切手が3枚続きとなり、南大西洋を航海する船と飛行機などと共に「1922―2022」という文字が記された記念切手も発行された。
郵便局総裁のフロリアノ・ペイショット氏は記念切手発行式典の中で、「我々の団体は極めて古く、ブラジルの歴史と混ざり合っている。ブラジル人は郵便局、特にその従業員を非常に誇りに思っている。この団体への忠誠心や献身、愛情を示す数々の例は、我々全員を非常によく表している」と語った。
郵便局ではまた、100年後に開く予定のタイムカプセルも披露した。カプセルの中には、郵便局の携帯電話用チップと配達員のユニフォーム、郵便局のロゴが入った飛行機のミニチュア、最終年の業績を記した2022年版の統合報告書が入っている。
ペイショット氏は、「未来は我々の選択と行動によって毎日、少しずつ構築されていくものだ。逆説的かもしれないが、我々は過去であると同時に郵便局の現在と未来を構成している」とも語った。
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