サンパウロ州知事候補でボルソナロ大統領派元インフラ相のタルシジオ・デ・フレイタス氏に対し、ボルソナロ氏の陣営が仲間割れの兆しがあるとの報道が行われている。フォーリャ紙によると、大統領側近らはタルシジオ氏が今回の選挙を契機に26年の大統領選を狙っているのではないか、そのために中道の社会民主党(PSD)に近づき、ボルソナロ色を薄めた路線にしたいのではないかなどと疑い始めているという。また、7日にバンデイランテス局で行われたサンパウロ州知事選候補の討論会でのタルシジオ氏に関する側近らの評価も散々だとか。本人より内部のゴタゴタの方が気がかりだが。
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10日、サンパウロ市アリアンツ・パルケでリベルタドーレス杯準々決勝のパルメイラス対アトレチコ・ミネイロ戦第2試合が行われる。先週の敵地での第1試合でパルメイラスは劣勢から引き分け。その勢いを本拠地試合にぶつけたい。パルメイラス戦ではこのところ毎試合のように、プロ契約した神童、16歳のエンドリックに関して、「今日こそ出場するのではないか」の報道が行われているが、さすがに今日は難しいか。
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7日に銃殺された柔術王者、レアンドロ・ローの事件の衝撃は国際的に大きく、日本でも専門誌で大きな特集が組まれているほど。最新情報では、犯人のエンリケ・オタヴィオ・オリヴェイラ・カルドーゾ容疑者が軍警で暴力根絶プロジェクトを立ち上げていたとか。何が彼を殺人に駆り立てたのか。