ブラジルで「実用日本語検定J.TEST」を主催する「J.MASTER」が、9月11日に同検定をサンパウロ市、モジ、アラサツーバ、ロンドリーナ各市で実施する。申し込みは17日まで。受験料は240レアル。
同検定は語学能力を6段階で評価する国際基準「ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)」に基づいて作成され、短文作成など記述式問題があるのが特徴。日本語能力試験(JLPT)最大レベルのN1より高度な日本語力の測定も可能となっている。
同検定の難易度区分は、F~G、D~E、A~Cの3つあり、JLPTと比較するとそれぞれN5、N4~N3、N2以上となる。
同検定では検定試験の間違い箇所の確認が出来るようになっており、日本語学習者から人気を集めている。試験は年に6回行われ、試験回数の多さと証明書発行の早さから、日本のビザ発行などで日本語能力の証明が必要な人々による受験も多い。
同検定は民間企業による実施だが、検定証明書は日本政府の認定を受けており、日本政府機関を通じての留学や日本企業の採用基準にも使用されている。証明書は日本から発送されるが、送り先を日本企業に指定することも可能。
検定試験詳細や申し込み、実用日本語検定の問題例はJ.MASTERサイト(www.jmaster brasil.com.br/calendario/)から確認することができる。