経済指標とバランスシートはプラスとなり、Ibovespaは2020年11月以来の最高の週となった。Ibovespaは今週金曜日(12)、2.78%上昇して112,754ポイントとなり、2020年11月6日に終わった週以来、インデックスにとって最高の週5.91%を上げて閉じた。ブラジル証券取引所の主要株価指数は、米国の動きに一部追随した。
ダウ・ジョーンズは1.27%、S&P500は1.73%、ナスダックは2.09%それぞれ上昇した。外国では、株価指数が大幅に上昇し、ブラジル証券取引所もそれに追随した。今週は、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)という米国のインフレ指標が発表された。アメリカの国債は今日も下落し、10年債の利率は5ベーシスポイント下がり、2.837%になった。インフレ率の低下に加えて、曲線はまた、バレルが$ 98.02で取引され、ブレント原油、1.60%の下落を反映している。
本日発表された世界有数の生産国であるロシアの石油生産量は、予想よりも減少幅が小さかった。原油価格の冷え込みも、インフレ見通しを低下させる一因となっている。
現在下がりつつあるインフレが投資家の主な懸念事項の一つであった、と指摘する専門家もいる。ブラジルでは、7月のIPCAで、米国と同様に燃料やエネルギーの価格下落に引っ張られる形でデフレが発生した。こうしたことが、マクロ経済リスクが低下しているという認識を強めていると見られている。
リスク回避の動きが弱まり、ドルは買い5.073レアル、売り5.074レアルと1.63%の下落で取引を終えた。週次では、1.83%の累積下落。
これに伴い、ブラジルのイールドカーブも低下した。2023 年度の DI は 2bp 低下し、13.70%となった。2025年と2027年のコントラクトの利回りは、それぞれ17ポイント、16ポイント低下し、11.77%と11.60%になった。カーブの端では、2029年と2031年の利回りが11.82%と11.93%に15ポイント、18ポイント低下した。
ブラジル企業の業績も好調で、ここ数日でブラジル銀行(BBAS3)といくつかの小売業者が良い数字を表している。この状況から市場は、ミクロ経済の課題、企業の業績に注意を向け始めていることがうかがえる
Ibovespaは最近、非常に割安な評価で取引されており、今、投資家はリスク資産に目を向けているという。ブラジル中央銀行が金利引き締めサイクルの終了を示唆したことは、ブラジル株式、特に国内企業にとって非常に重要な出来事だったと見られている。
この金曜日のIbovespaの最高の上昇銘柄は、マガジンルイザ(MGLU3)17.76%増、ヴィア(VIIA3)13.98%増、ハプビダ(HAPV3)の普通株式16.97%増であった。金利の低下に加え、3社が昨日発表した第2四半期のバランスシートが市場から好評だったことも追い風となった。