リオ市議会の倫理委員会は11日、かねてから素行不良で注目されていた、ユーチューバーとしても有名なガブリエル・モンテイロ市議(自由党・PL)を罷免審議にかけることを承認した。11、12日付現地紙、サイトが報じている。
元軍警のモンテイロ氏は保守系ユーチューバーとして人気があり、2020年のリオ市議選では3番目に多い得票数で当選していた。だが、市議就任当初から側近に対する性的な嫌がらせを行っていた容疑で訴訟が相次いでいた。被害を届け出ていたのは女性のみではなく、男性にも及んでいた。
11日に行われたリオ市議会の倫理委員会では、7人の委員全員が報告官のシコ・アレンカール市議(社会主義自由党・PSOL)の勧める罷免に賛成。満場一致で、全体審理での罷免投票にかけることが決まった。
全体投票は16日に行われ、市議会全体の3分の2以上の賛成で罷免が決まる。
リオ市議会は昨年も、恋人の子供で4歳だったエンリ・ボレル君を虐待死させたジャイリーニョ市議を、殺害容疑で逮捕された後に罷免している。そのジャイリーニョ氏はリオ地裁に対し、罷免の取り消しを要求していたが、10日に却下されたばかりだった。