おしゃべりパパガイオ

 16日の選挙高裁でのアレッシャンドレ・デ・モラエス長官の就任式は、前代未聞ともいえる注目の場面が繰り返された。その一つは、同長官が選挙の公正さへの誇りと不正を許さない旨の演説をした後、参加者一同が立ち上がっての長い拍手喝采が起こった際、それを憮然とした表情で無視し、椅子に座ったままだったボルソナロ大統領次男カルロス氏の存在だ。ボルソナロ氏も拍手をせず、注目されたが、父親のネット関係のまとめ役のカルロス氏は、最高裁でフェイクニュース問題を担当するモラエス氏から最も目をつけられている人物の一人。その立場で就任式に出席したことがそもそも不思議だ。選挙期間中の両者の対決やいかに。
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 雨が降り、気温が低かった先週が明け、暖かさが戻っていたはずのサンパウロ市だが、この週末は先週以上に冷え込むと見られている。これは南から、13州に影響を及ぼすという大きな寒気団が北上してきているためで、南部では雪も予想されているほど。そのため19日のサンパウロ市では最高気温が12度、最低気温は10度を割り込むとの予報に。22日までの最高気温は20度には達しないという。
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 18日のサッカーのブラジル杯準々決勝第2試合。敵地での第1戦を0―2で落として劣勢だったコリンチャンスは、本拠地イタケラの大声援を力にアトレチコ・ゴイアニエンセに4―1で圧勝。逆転で準決勝に進んだ。ユーリ・アルベルトのハットトリック(3得点)が光った。

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