《ブラジル》農業? 3万本の広大な大麻畑発見=6月には9万本を見つけたばかり

ムケン・デ・サンフランシスコ市で見つかった大麻の栽培地(Divulgação/SSP-BA)

 軍警が19日、バイア州西部ムケン・デ・サンフランシスコで大麻の栽培地を発見し、直ちに一掃したと21日付G1サイトなどが報じた。
 広大な大麻の畑は、目撃者からの通報で現地に向かった軍警の第28独立中隊(CIPM/Ibotirama)によって発見された。容疑者2人が使用した散弾銃1丁も押収された。
 軍警によると、同中隊はモルパラー市でパトロールを行っていた時、バイクに乗り、武装した男達がムケン・デ・サンフランシスコ市とイレセ市の境にあるパッシーラと呼ばれる農園に向かっているのを見たと告げられたという。

切り倒された大麻(Divulgação/SSP-BA)

 同中隊指揮官のロニー・アンデルソン少佐によると、軍警達は容疑者らが辿った経路を探した上で捜査を始めたという。大麻の栽培地は雑木林の奥を切り開いたもので、雑草が生い茂ったところも経て到達。軍警が接近している事に気が付いた容疑者2人は、同中隊に向かって発砲したが、多勢に無勢で、散弾銃や銃弾を投げ出すと、ほうほうの体で逃げたという。
 大麻はその場で一掃されたが、その一部は武器と共にイボティラマの領土警察署に運ばれた。
 ムケン・デ・サンフランシスコ市では6月にも、鬱蒼とした森の中を約6時間移動して到達したポヴォアド・デ・ペドリーニャスという場所で、9万本の大麻が栽培されているのが発見されたばかりだ。軍警はこの時、地域住民が提供したボートによって川を渡る必要さえあったという。6月の活動では、大麻と共に、栽培者が使っていたキャンプも破壊したとされている。

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