新型コロナのパンデミックにより、映画館での映画鑑賞などの文化活動に国民が消極的になっていることがわかったと25日付現地紙が報じている。
これは、イタウ銀行とダッタフォーリャが行った調査で明らかになったもの。この調査は、主要5都市で16〜65歳の2240人を対象に行われた。
それによると、「ここ12カ月以内に映画館に行ったか」との問いに「行った」と答えた人は26%しかいなかった。「それ以前は映画館に行っていた」と答えた人は59%に及んだ。
コンサートやダンス、演劇などを12カ月以内に見に行った人も18%にとどまった。こちらも、以前は行っていたが39%いた。展覧会に関しても同様に11%いたところが8%に落ちた。
その一方で、「ポッドキャストを聞く」人は以前の32%から42%に増えており、家の中での文化的な活動には積極的なことがうかがわれた。
「いずれは外に出てコンサートなどに行きたいか」の問いには72%が「行きたい」と答えている。昨年行ったアンケートで同じ質問をしたときは、「行きたい」が62%だったことから、徐々にだが外での文化活動に関心を戻しつつあることが示されている。
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