《サンパウロ市》地下鉄がストを行う可能性も=1〜3号線などで6日に

 サンパウロ州メトロ公社の職員たちがスト状態突入を宣言し、6日に実施する可能性を示唆している。1、2日付伯字紙、サイトが報じている。
 地下鉄職員組合は8月31日夜、「実質的なスト状態に突入した」との宣言を行った。組合員たちは1日から地下鉄への抗議ステッカーを服に貼り、2日からは私服で働いている。
 組合員たちによると、地下鉄側が地域労働裁判所との間で取り交わした約束を順守しようとしていないために、このような行動を起こしているという。
 地下鉄側が果たしていない約束には段階的な給与や手当ての支払いなども含まれるが、組合員たちが特に反対しているのは「車両の自動運転化」だ。地下鉄は3月に44台の運転手不要の自動車両を購入。これが職員たちの反感を買っていた。
 最終的にストを行うかどうかは5日の夕方に行われる総会によって決まる。スト決行が決まれば地下鉄の1、2、3号線とモノレールの15号線が影響を受ける。地下鉄の4、5号線やCPTMは管轄が異なるため、直接的な影響は受けない。

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