2日から、3年ぶりの開催となるロック・イン・リオが、リオ市バーラ・ダ・チジュッカ区の特別会場、シダーデ・デ・ロックではじまっている。開催は2〜4日、8〜11日の二つの週末の計7日間。現在は必ずしもロックというわけでもないが、世界の音楽ファンがうらやむような大物の人気アーティストたちが一堂に集う意味では世界的にも貴重で、国際的な注目も集まっている。この模様はムウチショウ局やアプリ「グローボプレイ」で毎夜、終演まで生放送される。1985年の開催開始以来、様々な伝説的名演やドラマを生んできたが、今年は一体何が飛び出すか。
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今年のロック・イン・リオは大統領選のキャンペーンの真っ只中という、政治的に微妙なタイミングで行われることになる。初回の1985年こそ軍制終了間近の時期に開催されたが、それ以外で大統領選と重なったことはなかった。サンパウロ市開催のロラパルーザでは国内アーティストの出演の際、ボルソナロ大統領への批判や抗議が沸き起こるのが毎年の恒例行事だが、リオでもそうなるか。こちらの話題にも注目だ。
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1日のサッカーのスダメリカーナ杯の準決勝第1試合。ブラジル勢同士となった一戦で、アトレチコ・ゴイアニエンセがサンパウロを3―1で下した。ゴイアニエンセはブラジル杯でも準々決勝でコリンチャンスを苦しめていたから、地力は高い。サンパウロは8日のモルンビでの試合で逆転を狙いたいところ。