汎スザノ文化体育農事協会(ACEAS、平岡エイジカルロス会長)は、ブラジル日本移民114周年、スザノ日本移民100周年及び小松市姉妹都市50周年を記念した「第11回アセアス文化祭り」を9月10~11日正午から、サンパウロ州スザノ市の同協会会館(Rua Dibe Tannus, 535)にて行う。
同文化祭りでは、スザノ日伯学園生徒らによる「よさこいソーラン」などの舞踊発表会や、習字絵画の展示会、コロニア歌手の平田ジョエのショー、和太鼓、剣道の演武、焼きそばやてんぷら、寿司などの料理販売が行われる。10日午後5時の開会式にはオーケストラグループ「リラ・スザネンセ」が演奏を披露する。
案内のため編集部を訪れた山上雄司副会長は「文化祭りは、市内で日本文化の普及を行う小規模な団体にとって、日ごろの成果を発表する場としてなど重要なイベントとなっています」と語る。ジュリオ・マイヤー理事は「文化祭りは日本の伝統を受け継ぎ、普及させることを目的としています。日本文化の担い手になりたいと思う人は日系人だけでなく、私のような非日系人も多くいます」と語った。
高山アルトゥール文化祭実行委員長は、2006年に創立したスザノ日伯学園に開校当初から勤めており、「生徒たちはこの日の為に頑張ってきました。作品や踊りの発表をぜひ見に来てください」と呼びかけた。