キリスト教布教団体「サンパウロ・キリストの幕屋」代表の鹿田正人さん(77歳・東京都)が8月23日、本帰国した。後任代表は、ジャカレーの木村喜代人(きよと)さんが務める。鹿田さんは帰国後も布教活動を続け、ブラジルの良い所も伝えていくという。
鹿田さんは1976年8月に伝道師として渡米。同年11月にサンパウロ州タボン・ダ・セーラ市のカトリック修道院で開催された「第1回ブラジル幕屋の聖会」に出席した際、同教会総長から「ブラジルで伝道して欲しい」との依頼を受け、当地での布教活動を開始した。
鹿田さんはお世話になった関係者らへ感謝を述べ、「着任時『ブラジルの魂を探して伝道しなさい』との声を天から聞きました。今では『ブラジルの魂』は、『あらゆる民族が共存共栄し、お互いを尊重しあって、差別のない社会を目指していること』だと気づきました。ブラジル人はとても温かい心を持っています。帰国後はブラジルの良い所を日本、そして世界に伝える活動をしたいです」と語った。