《アマゾン》パラー州で小型船が遭難=14人死亡、26人不明

 アマゾン河の下流にあるパラー州で8日朝、小型船が遭難し、14人が死亡、26人が行方不明と発表された。8日付現地サイトが報じている。
 事故を起こした小型船は8日朝、70人を乗せ、州都ベレンの対岸にあるカショエイラ・ド・アラリ市マラジョー群島のカマラー港を出てベレン市に向かっていたが、9時30分ごろ、コチジューバ島サウダーデ海岸付近で遭難した。
 この後、捜索作業が行われ、30人が救助された。だが、パラー州保安局が午後に入ってすぐに発表したところによると、14人が死亡、26人が行方不明になっている。同局によると遺体はすでに回収されたという。なぜ遭難したかに関しては、これから原因を究明するとした。
 調べによると、この小型船を所有する会社は、異なった市を結んでの航行許可は得ておらず、非合法に人を運んでいたという。
 パラー州では6日にも、ベレン市からマラジョー群島に行くはずの船が故障のために引き返し、ベレン市の水路ターミナルで払い戻しを求める人たちが窓口に殺到する騒ぎが起きたばかりだ。
 ベレン市周辺では船が庶民の足となっているが、5日も同様の事件が起きた他、8月27日には船で火災発生など、事故や事件が続いている。

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