インスティトゥート・パウロ・コバヤシ(IPK=小林ヴィトル代表)の副理事長、ミズカミ・セルソ氏(56歳)がサンパウロ市で強盗に襲われ死亡した。バンデイランテスTV局が8日に報じた。
報道によれば、セルソ氏はマッチングアプリ「ティンダー」で女性と会う約束をし、指定の場所へ車で向かったところ、武装した3人の男に車に押し入られた。強盗犯らは車でセルソ氏をサンパウロ市北部タイパス地区の監禁場所へ誘拐しようとしたが、セルソ氏は何らかの理由で走行中の車から放り出され、緑石ブロックに強く頭を打った。その後、同氏は意識を失った状態で警察に発見され、病院へ運ばれたが、数時間後に死亡が確認された。
捜査当局は、強盗らの犯行目的は電子決済システム「Pix」を通じて金を引き出させることと見ており、既に、会う約束をした女1人と誘拐に直接関与した男1人を強盗致死傷罪で逮捕。余罪があるものと見て、さらに捜査を進めている。