愛好家垂涎、貴重な原種販売も=文協で春の蘭展が開催中

 サンパウロ蘭協会(AOSP、森本みどり会長)は「第102回蘭展」を、サンパウロ市リベルダーデ区のブラジル日本文化福祉協会文化スペース(Rua São Joaquim, 381)で開催している。10日(土)は午前9時から午後7時、11日(日)は午後6時まで。
 蘭展はパンデミックを経て、今年4月から再開された。例年2万人以上が訪れる人気の催し。同協会員らを始め、近隣州の蘭愛好家団体から約500鉢の作品が出品され、季節蘭のデンドロビウム各種やセロジネ、年間を通して咲く胡蝶蘭やカトレアなどが咲き誇る姿を見せている。
 名物の即売会では17もの店舗が、他の蘭展では見ることがない貴重な原種を多く販売している。苗などは10レアルからある。肥料や各種材料、栽培方法を説明した本や雑誌も販売されている。
 初心者向けのポ語による無料講習会も午前10時、午後2時に行われる。

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