来週火曜日に発表される米国のインフレ指標が弱ければ、FRBへの圧力が緩和されると投資家は考えている。Ibovespaは今週月曜日(12日)に0.98%上昇し、113,406ポイントで終値となった。ブラジルの証券取引所の主要指数は、国外の動向を一部追随したものの、国内要因にも左右された。
ニューヨークでは、ダウ平均が0.72%、S&P500が1.07%、ナスダックが1.27%それぞれ上昇した。市場は、明日発表される米国の主要なインフレデータであるCPIに注目している。インフレが冷え込んだという予想だが、このデータが予想通りでなければ、市場に見られるこのリスク選好ムードが反転する可能性があると市場関係者は指摘する。
投資家は、米国の8月のインフレ率が前月比0.1%低下すると予想している。この発表によって市場は楽観的になり、数日前の予想よりも大きな下落をもたらす可能性があると指摘する専門家もいる。
今回は、米連邦準備制度理事会が米国の金融政策に関する決定を行う前の最後のインフレデータとなる。投資家は、このデータがアメリカ経済の物価上昇に減速をもたらすと楽観視しており、FRBはFFを0.75ポイント引き上げず、0.5ポイントだけ引き上げるかもしれないとの楽観論も出ている。
2年満期の国債は3.565%と安定しているが、10年満期の国債は3.3bp上昇し、3.354%となった。
ブラジルのイールドカーブも同様で、2022年のDIは2ベーシスポイント上昇して13.74%に、2024年のDIは7ポイント上昇して12.98%になった。一方、ロングサイドでは、2029年 DIが11.40%で安定、2031年 DIが11.48%で1ポイント減となり、安定した動きとなった。
ブラジルでは、アメリカのカーブの動きの他に、再び2022年のインフレ期待の低下と国内総生産(GDP)の予測の増加をもたらしたフォーカス速報の発行も反映された。世界的に市場が上昇し、リスク資産に好影響を与えている。この日は、金属や農産物の商品全般、そして原油にも好材料があったと指摘するエコノミストがいる。
リスク回避の動きからドルは下落し、DXYは0.60%下落し、108.34ポイントとなった。レアルに対して、米国通貨は0.97%下落し、コモディティの下落も重なり、購入で5.096レアル、売却で5.097レアルとなった。
9月第2週の貿易収支は0.97%減で、商品価格は買いで5.096レアル、売りで5.097レアルと下落した。月第2週の貿易収支は黒字で終了した。年間では、462億レアルが蓄積された。
リスク回避志向の低下によりコモディティ価格も上昇し、ほとんどのコモディティが上昇して引けた。ブレント原油1バレルは94.14ドルで、1.40%上昇した。農産物や金属も上昇した。鉱石を除いては、最大の消費国である中国の休日の日に参照することなく、上昇した。
イールドカーブがまちまちの動きをしている中、この日最も上昇したのは、国内市場に関連する企業であった。マガジンルイザ(MGLU3)、ヴィア(VIIA3)、ポジティボ(POSI3)の普通株式はそれぞれ9.36%、4.91%、4.70%上昇した。
一方、主な下落要因は、アッサイ(ASAI3)の普通株式が2.07%減、サベスプ(SBSP3)が1.62%減となったことだ。PRIO3(プリオ3)は、原油価格の上昇にもかかわらず、1.67%後退した。先週、ペトロブラス(PETR3;PETR4)がアルバコラの売却を断念したとのニュースがあった。