旅行会社クイックリートラベル(JTBグループ)は24日、バスツアー「日系社会の歴史を学ぶモジ・コクエイラツアー」を実施する。サンパウロ市郊外モジ・ダス・クルーゼス市で最も歴史ある日系コロニア・コクエイラ地区を訪れ、歴史文化遺産に指定されているカザロン・デ・シャー(お茶屋敷)や果樹園などを訪問する。
24日午前7時、サンパウロ市ベルゲイロ文化センター前(Rua Vergueiro, 1000)を発し、カザロン・デ・シャーに向かう。同建物は1942年に日本人移民によって、曲線を活かした日本式の独自手法で建てられている。かつては茶葉の精製所だった。
その後、中原農園を見学。中原農園は、1940年の入植最初期に現運営者、中原マルシアさんの義祖父が立ち上げた。当初はトマト、ジャガイモ、葉野菜などを栽培し、その後、柿、ビワ、グァバなどの果実生産を始め、現在は甘いミニトマト、ピタイア(ドラゴンフルーツ)、ライチ、柑橘類も栽培している。同地日系農家の顔となっており、2014年から観光農園としても開業。週末には各地から観光客が訪れている。
昼食後、ビンゴ大会、ティータイムなどを行い、午後4時にモジ市を発し、午後6時にサンパウロ市に帰着する予定。
ツアー料金は、1人279レアル(食事代込み)。旅行保険費は別途かかる。
同ツアー担当の大城エステラさんは、「日系入植地モジ・コクエイラの歴史を学んでみませんか?ぜひご連絡ください!」と呼びかけている。
同ツアーに関する質問や申込みは大城さん(直通電話=11・2198・8588/メール=estela.oshiro@quicklytravel.com.br又は、lazer@quicklytravel.com.br)まで。